✔竹刀
剣道をするために必ず必要なものが、『竹刀(しない)』です。
剣道はこの『竹刀』を使って、相手と一対一で打ち合います。
■選び方
小学生以下、中学生、高校生、一般で使う竹刀の長さや重さが変わります。
また、中学生以上は男女で重さも異なります。
竹刀の長さは、一般的には「尺/寸」といった単位が用いられます。
1尺=10寸=30.3cm
【小学生以下】
竹刀の長さは36(さぶろく)…3尺6寸以下を使います。
小学生以下の竹刀は特に規定がありません。
身長や成長度合いに合った竹刀を選びましょう!
目安としては
低学年 3尺0寸(さぶぜろ)~3尺2寸(さぶに)
高学年 3尺4寸(さぶよん)~3尺6寸(さぶろく)
を使用します。
ただ、これは目安なので、自分の身長に合った竹刀を選びましょう!
「地面から脇―肩の高さ」くらいの長さの竹刀が体に合っていると言われています。
竹刀の長さ選びに迷ったら、所属する道場やチームの先生に確認しましょう!
【中学生】
竹刀の長さは37(さぶしち)を使います。
公式戦では竹刀検量(長さ/重さ/太さのチェック)があります。
男子と女子でも数値が違うので、検量がある試合の前には点検しておきましょう!
長さ | 重さ | 太さ | |
---|---|---|---|
男子 | 3尺7寸以下 | 440g以上 | 先端最小直径25㎜以上 ちくとう最小直径20㎜以上 |
女子 | 3尺7寸以下 | 400g以上 | 先端最小直径24㎜以上 ちくとう最小直径19㎜以上 |
【高校生】
竹刀の長さは38(さぶはち)を使います。
中学生よりもさらに厳格な検量が行われる大会もあるので、試合前にはしっかり点検しましょう!
長さ | 重さ | 太さ | |
---|---|---|---|
男子 | 3尺8寸以下 | 480g以上 | 先端最小直径26㎜以上 ちくとう最小直径21㎜以上 |
女子 | 3尺8寸以下 | 420g以上 | 先端最小直径25㎜以上 ちくとう最小直径20㎜以上 |
【一般(高校卒業以上)】
竹刀の長さは39(さぶく)を使います。
大学生と一般は同じ規格です。
長さ | 重さ | 太さ | |
---|---|---|---|
男性 | 3尺9寸以下 | 510g以上 | 先端最小直径26㎜以下 ちくとう最小直径21㎜以下 |
女性 | 3尺9寸以下 | 440g以上 | 先端最小直径25㎜以下 ちくとう最小直径20㎜以下 |
✔道着(どうぎ)
『道着(どうぎ)』は剣道をするときに着用する上衣です。
「剣道着」や「道衣」と呼ぶこともあります。
■選び方
綿素材やジャージ素材のものなどがあります。
稽古では、特に「これを着ましょう!」といった決まりはありません。
試合や昇級(段)審査では綿道着を着用することが多いですが、普段の稽古から綿道着を着用する人もいますし、様々です。
近年では、「まるで綿道着のようなジャージ道着」が登場するなど、新素材・高性能なものもあります。
それぞれの素材で性能が違うので、稽古用では自分に合った道着を着用するのがいいですね。
サイズの目安は下の表のとおりです。参考に!
身長や体格に合わせて、指導者や武道具屋さんに聞いてみましょう!
✔袴(はかま)
『袴(はかま)』は剣道をするときに着用する下衣です。綿素材やジャージ素材のものがあります。
■選び方
袴も道着と同じく、綿素材やジャージ素材のものがあります。
稽古で特に「この素材のものを着用しましょう!」という決まりはありません。
試合や昇級(段)審査では綿袴を着用することが多いですが、普段の稽古から綿袴を着用する人もいますし、様々です。
また、近年、「まるで綿袴のようなジャージ袴」といった、見た目は綿袴かつ速乾といった新素材・高機能のものも登場しています。
サイズの目安は下の表のとおりです。参考に!
体格や袴をはく高さによってサイズが変わってくるので、指導者や武道具屋さんに聞いてみましょう!
✔防具
『防具(ぼうぐ)』は剣道をするときに体を守るために身につけます。頭には面(めん)、手には甲手(小手・こて)、胴体には胴(どう)、腰には垂(たれ)をつけます。
■選び方
デザインや素材、作り方にこだわるほど価格も上がっていきます。
少年用防具はデザインやつくりもシンプルで、比較的安価なものが多いです。
防具は芯材(綿など、中の素材)をミシンや職人の手によって刺すことでつくられていて、その刺し目と刺し目の幅の広さを「〇㎜刺」と呼びます。
たとえば、「6㎜刺」や「8㎜刺」などがあります。
刺し幅が大きいほどクッション性が高く、衝撃吸収率が高まると言われています。
稽古用には6~8㎜刺がよいでしょう。
刺し幅が細かいほど硬く、コシが強くなります。
見た目にも上品で、審査用などに良いとされています。
また、職人が手で刺した「手刺(てざし)」防具は美しく、審査用に最適ですが、価格は安くても20万円以上はするくらい高価なものです。
✔手ぬぐい
『手ぬぐい』は面をつけるときに頭に巻きます。
面と頭の間に手ぬぐいをつけることで、手ぬぐいが汗を吸い取り、面が劣化するのを防いでくれます。手ぬぐいにはいろいろなデザインのものがあるので、選ぶのも楽しいですね!
■私の好み
個人的にはピンク系や赤色系が好きなので、稽古用ではピンク色の柄や生地の手ぬぐいを使うことが多いです。
試合では白や紺を使っています。
チームでおそろいの手ぬぐいがあるときは、試合や大会などでその手ぬぐいを使うことが多いでしょう。
✔竹刀袋
『竹刀袋(しないぶくろ)』は竹刀を入れて持ち運ぶときに必要です。
子どもに人気の、ワンタッチ式/カラー豊富な竹刀袋や、チャックで開閉するタイプのもの、紐を結ぶ袋タイプのものなど、形や素材も豊富です。
また、竹刀が入る本数にも違いがあり、1本用から5本用くらいまであります。
チームでおそろいの竹刀袋があるところもあるので、どんなものを選んだらよいか、指導者に一度聞いてみるといいですね。
✔防具袋
『防具袋(ぼうぐぶくろ)』は防具を持ち運ぶときに必要です。
竹刀袋と同様、素材、色は様々で、形もリュックタイプ、キャリータイプ、トートバッグタイプや肩掛けタイプがあります。
ほかにも、3WAY仕様になっているものなど、だんだんと新しいものが出てきています。
私が小学生のころは巾着タイプのものを使っている子が周りにも多かったですが、最近では両手が空くリュックタイプが子どもにはとても人気です!
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